個人で出来るインフレ対策は株式投資と不動産

私が株式投資に興味を持ったきっかけの話をします。

現在51歳の私が小学校の3~4年生頃の話で、毎年夏休みになるといつも母方の祖父の田舎に遊びに行ってました。

明治生まれで銀行マン&株のプロ相場師だった祖父が、昭和初期に福岡県福岡市内に建てた新築の家の価格が45万円だった事を聞いたのを覚えています。

当時は何も無いド田舎で前面道路は砂利道、土地の広さは約100坪くらいで井戸が1本あり、1階建ての平屋の間取りは4DK、ボットン便所で釜だきでタイル張りのお風呂でした。

当時と現在を単純に比較する事はできませんが、

祖父の家と似たような家を現在建てようとすると土地込みで2,500万円はするかなあという感じです。

つまり、約90年間で家の値段が45万から2500万円まで約55倍になっているわけです。

逆に言えば
お金の価値が1/55になったという事

もし、祖父がその時に家を新築せずにタンス預金していれば今でも45万円のままです。

ですが、昔の45万円は平屋を買えるほどの価値があったわけですね。

それが、時が経って令和になっての45万円の価値はというと、普通のサラリーマンの1か月分の給料じゃないでしょうか・・・・。

45万円ポッキリでは平屋どころか、システムキッチンすら買えません。

それで物心がついた頃に
お金の価値って時代とともに減っていくんだなあと気付いたわけです。

お金の価値が下がるもの

もちろん、平成、令和になってもこの現象は続いてます。

例えば、ロシアのウクライナ侵攻のせいで使っている電気量は変わらないのに電気代がバカ上がりしているし、チロルチョコも昔は1個10円だったのに20円になっている事を見ると、物価はこの先もどんどん上がっていきます。

仮にインフレ率が平均2%とすると
現在の1,000万円はおそらく10年後に800万円、20年後には600万円くらいのお金の価値に下がると予想できます。

これまで頑張って節約して貯めてきた努力が水の泡と言うヤツです。

つまり、1,000万円なら20年の間に最低でも1,500万円くらいに増やしておかないと同じ価値をキープできないわけです。

インフレの恐怖

日本人って貯金大好きな人が多いイメージですが、貯金オンリーだと穴の開いたバケツに一生懸命に水を入れている感じでしょうか・・・

お金の価値がどんどん目減りしていくので、貯金するだけでは「将来がやばいな」と思ったのです。

MEMO
せめてインフレ分だけでも給料が上がってくれればマシなのですが、現状はそうはなってませんよね。

インフレに強い資産は不動産

祖父が45万円で新築した平屋ですが、86歳で亡くなった後に相続となって売却した時の価格は1億円近かったです。

ほぼ土地代ですが・・・。

これで私は学びました。
なるほど!不動産を買えばよいのかと・・・・

その後私はどう行動したのかと言うと・・・・

立地にも左右されるけど、土地の価格はド田舎でない限り上昇傾向です。

それで築古の戸建て物件を買って大家業を始めたのも祖父の影響です。

実際に購入後の土地値はたいしてあがってませんが、地道に家賃で稼いでいます(汗)。

インフレに強い資産は株式投資


また、祖父は株のプロ相場師だった事もあっていつも日経新聞を読んでいたので小さい頃から株式投資については何となく知っていました。

それで、大人になってからは資産運用ブログしてお金を毎年5%増やしていけば、将来に向けてのインフレ対策にもなるじゃないかと思ったわけです。

日本株だけなく、米国株投資も始めているので結果的に円安対策にもなっています。→ 配当銘柄

死ぬまでお金で困らないように知恵を絞っていくしかないですね。