テクニカル分析と言っても
チャートパターン
チャートにレジスタンラインやサポートラインを自ら引いたり
RSI、RCI、ボリンジャーバンドなどの指標もあります。
まずは、私のチャートに対する考えを述べてみます。
長期投資は将来の業績推移がメインなのでテクニカル分析やチャート分析は不要だと思います。
ただ、ある程度短期トレードもする投資家はチャートパターン分析やテクニカル分析に関する最低限の知識は知っておくべきだと思ってます。
私も最初株式投資をはじめた頃は大衆心理の結果であるチャートパターンとローソク足の組み合わせ(酒田五法)を極めれば株の世界で勝てるだろうと安易に考えてました。
ブレイクラインやダブルトップなど。
勉強すればするほど泥沼にハマっていく感じ。
というのも、実際の株式相場はチャート本に載っているように教科書どおりに動いてくれないからです。
例えば、ブレイクラインを突破したと思って買ってもそのまま上昇し続けるとは限りませんし、三尊天井をつけても上がっていく事もたびたびです。
このとおり、株式相場の動きは「ランダムウォーク」と言われて規則性が一切ないのです。
それを無理やり過去のチャートパターンの形状から未来の株価を予想すること自体に無理がありますが、2~5日後の株価ならある程度はテクニカル分析で予想する事ができます。
5分足のチャートパターンを見て稼げているデイトレーダーが圧倒的に少ないのはこれが原因です。
チャート分析は意味ない?
その証拠に、デイトレで200億円以上稼いだ伝説のデイトレーダーのBNFさんがデイトレードしている様子がテレビで紹介されていました。
私は気付いてました!
彼はチャート画面を一切開いていませんでした。
つまりチャートはまったく見てないという事。
つまり、板と株価の値動きの情報だけで売買の判断を下していました!
でも、それは彼が天才肌だからできる芸当であり、凡人が真似する事はおそらく無理でしょう。
将棋界でいう藤井聡太くんみたいなもんでしょうか。
チャートのおすすめは?
では、凡人投資家はどうすれば良いのか?
ただ、私も25年株式投資をしていてチャート分析に関して感じる事があります。
それは、短期足より長期足の方が精度が高いという事。
私は短期売買では指標のPBRとチャートパターンを組みあわせたトレードが得意なのですが、多用しているのが週足チャートです。
週足チャートを使っている理由は、
月足、週足、日足、5分足などなど、
高値の目安、安値の目安を見る時に
最も精度が高いのが月足チャートです。
私がデイトレをしていた時は日足と5分足をメインにしていましたが、
だましが多すぎて損切りの嵐にあって最終的に資金を溶かしてしまいました。
それは、5分足で形成されるチャートの精度が低すぎる事が理由だと思ってます。
それなら精度が最も高い月足チャートだけで良いかのかというとそうもいきません。
その理由は、月足チャートだけではあまりにも動きが遅くてトレードチャンスが少ないというデメリットがあります。
そこで、私はチェックしているチャートを週足チャートに統一し、サブ的に日足チャートを見るというスタイルに落ち着きました。
日足レベルでの安値と週足レベルでの安値を比べると週足の安値の方が信頼度が高いです。
その結果、エントリーチャンスが減ることによって待つ事が増えトレード回数が減りました。
そうする事によって、チャート分析の精度が高まって結果的にトレード成績が向上したと実感しています。
私のトレード例
私の場合、チャートパターンだけで判断してエントリーすることはありません。
ベースは会社の業績チェックもやっています。
- 売上高の推移
- 配当利回り(3%以上)
- PBR
- ROE
- EPS
- BPS
- 自己資本比率
配当利回りが高くて安定している銘柄は下げると配当金目当ての買いが入りやすいのである程度のところまで下落すると下げ止まりやすい傾向があります。
その傾向を利用し、週足チャートを見て底値圏を推移している銘柄を売買する事が多いですね。
低PBR目線での安値と週足レベルの安値を目安にトレードしています。
トレード期間は約6カ月程度(ローソク足24本分)が多いですね。→ 低PBR投資