株式投資は期待値で考える
私が株式投資で資金を投入する時に真っ先に考えるのが「期待値」です。
相場職人
どれくらいの確率で勝てるのか?
私の場合は、長期投資より短期売買の方で期待値を考える事が多いですね。
期待値とは、儲かる確率のことです。
期待値の基本ベースは1。
期待値1というのは、1,000円投資して1,000円戻ってきて損益±0という事を意味します。。
株の期待値の求め方
2022 日清製粉 日足チャート
例えば2022 日清製粉のケースで期待値を計算して見ましょう。
・1300円まで下がって損切の可能性が40%と仮定。(0.89倍)
上がった場合と下がった場合2パターンの期待値を合計してやります!
(1.13×0.6)+(0.89×0.4)=1.034
この場合は、期待値が1を超えているのでこの投資は儲かる投資だと考えます。
・1300円まで下がる可能性が50%と仮定。(0.89倍)
今度も上がった場合と下がった場合2パターンの期待値を合計します。
(1.10×0.5)+(0.89×0.5)=0.995
すると今度のケースは期待値が1をわずかですが下回ってくるのでこの投資は儲からない投資だと判断できます。
株の期待値の考え方
期待値が1を上回る場合は期待値が高い、下回る場合は期待値が低いと見ます。
期待値が1.20よりも1.35の方が成功した時の儲け幅がでかくなるし、1.0よりも低い場合はそもそも投資する価値が無いと判断します。
この期待値の考え方はあの村上ファンド創設者の村上世彰さんが考案したものですが、本物?の統計学上の期待値とはちょっと違います。
考案した村上さんも期待値が1.0を超えないものには投資に値しないとおっしゃってますね。
この期待値の考え方が自分の頭の中に浸透してくれば株式投資自体がギャンブル行為ではなくなってくるのがわかってくるはずです!
- 競馬の期待値=0.75
- パチンコの期待値=0.7~0.8
- 宝くじの期待値=0.45
このように競馬やパチンコ、宝くじの期待値を見るとすべて1を大幅に下回っているのでやればやるほどお金が減っていくのも納得できますよね。
ただ株式投資の場合難しいのが、〇〇〇円まで上がる可能性が60%で、〇〇〇円まで下がる可能性が40%。
この%という数字は投資家のイメージによって変動するという事。
相場職人
私がトレードをする際は必ず各トレードの期待値を計算してます。→ 暴落時に買う銘柄