日本株の高配当株は長期保有したら配当利回りが上がる

高配当株と言えば最低でも配当利回りが3%台。
できれば4%以上の利回りが欲しいところでしょうか・・・

高配当株投資が人気なのは定期的な配当収入が見込めるから老後対策におすすめできる等・・・。
それだけではありません。

Data
毎年の配当金を再投資し続ければ、市場平均以上の運用成績が得られる事がわかっているからです(ジェレミーシーゲル教授が過去データから解析済)。
とはいっても高配当株投資がノーリスクというわけでもありません。

実際に資金を投資する時は、高高配当投資のメリットとデメリットを再認識しておくべきです。

相場職人も実際に高配当株に投資していますが、業績の他にチェックするポイントは以下の4つです。→ 配当銘柄一覧

  1. 配当利回り
  2. 配当金の安定性
  3. 増配しているか否か
  4. 配当性向
  5. 買うタイミング

高配当株投資で一番重要なことは配当利回りの高さではありません。

利益から配当金が支払われるわけなので、企業が生み出す利益が高配当株投資の肝になります。

あとは、配当金の安定性ですね。

コロナショック等での減配はまあ仕方ありませんが、年度によって配当金が大きく増えたり減ったりする銘柄は長期保有には向きませんね。

さすがに連続増配までしている必要はないものの、ゆっくりとでも良いので増配傾向の企業を選ぶのが良いですね。

最後に配当性向もチェックしておきましょう。

配当性向は1株配当÷1株益で算出できます。

あまりに株主に配当を出し過ぎると継続できない可能性が上がってしまいます。

高配当株 武田薬品

2022年度、配当利回り4.6%を誇る高配当株として人気の4502武田薬品工業ですが、2023年度の配当性向は約96%の予定。

つまり本業で得た利益のほとんどを配当金に当てている状態で余力がありません。

こういった企業を長期保有するのは減配リスクが高いと見ています。

理想は40%以下ですが、配当性向が60%以上の企業は黄色サインとして見ています。

高配当株を買うタイミング

高配株投資で買うタイミングと買い増しのタイミングも重要になってきます。

せっかくの高い利回りでも高値掴みしてしまうと含み損の期間が長期化するリスクがあがるので、上昇トレンド中に買うのはリスク高いです。

私の場合は週足チャートを参考にして主な安値のところに指値注文しています。

いわば待ち伏せタイプ。

やはり〇〇〇ショックなどが起きた時の暴落時に安値で仕込むのがベストです。

そういう意味では精神的な粘り強さが必要だと思います。

例えば日本株の中では高配当な部類に入る8306 三菱UFJです。

三菱UFJの配当金の推移

年度 配当金 配当性向
2019 22円 32%
2020 25円 61%
2021 25円 41%
2022 28円 31%
2023
(予定)
32円 39%

チェックリスト

項目 内容 合否
配当利回り 4%台 OK
配当金の安定性 おおむね安定 OK
増配しているか否か 緩やかに増配 OK
配当性向 平均すると40%台 OK

高配当株の購入のためのチェックリストを作ってみました。
4つのOKがでれば投資しても良いのではないでしょうか?

2022年度の配当利回りが4.5%前後です。株価700円

2019年度から緩やかに増配を繰り返しているので、8年後の2030年度に配当金が42円に増配していたとすると・・・

株価が700円の時に購入していたわけですから、42円÷700円=6.0%

配当利回り6%になります。

さらに5年後に45円まで増配したとすると

45円÷700円=6.4%になります。

超高配当株と言えるのではないでしょうか?

日本株の場合は配当控除をうまく利用すれば税金は5%に抑えられます。

米国株の配当金は配当控除が受けられないので素直に約28%の税金がかかるので、配当金狙いの人は日本株に大きなメリットがあります。

高配当株 単元未満株

株式投資が初めてで心配な方は最初は単位未満株を使って少額から投資するとよいです。
単元未満株なら1株から購入できるので、リスクは最少で始められます
(単元未満株のメリット・デメリットはこちら単位未満株)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です