配当銘柄の選び方と探し方をご紹介します。
私の場合は配当収入がメインになっているので、配当銘柄の選び方が肝になります。
- 業界でトップかナンバー2
- セクターを固めない。セクター分散する
- 配当性向をチェック
まずは、業界でトップかナンバー2の企業である事。
つまり業界ナンバー3以下の企業はそれだけで却下。
末永く配当をもらうためにはその企業が潰れてしまっては投資家としては一番困るわけです。
だから、業界トップ企業を選んでいるわけで、体力のない小さい企業は不向きだと考えています。
トップの企業よりも多少利回りが高い企業があったとしても配当銘柄対象から外すのはそのためです。
(配当狙いではなくキャピタルゲイン狙いならトップ企業ではなくても全然OKです)
そして、なるべく配当性向が低い事を必須条件にしています。
例えば、金融ジャンルで銀行業で言えば三菱UFJ、三井住友。
みずほ銀行は業界ナンバー3という事で脱落。
通信業界で言えば、NTTかKDDIになるわけですが、規模で言えばやはりNTTです。
もちろん投資資金の余裕があれば両方買うのもありです。
幅広い銘柄を買っていく事はリスク分散と言われています。
プロは多銘柄でも銘柄に対してきちんとリサーチしています。
ただ、個人投資家になると、幅広いという意味では各銘柄に対して深くリサーチしていない感じがするのです。
ただ、いたずらに保有銘柄数が多くなっている投資家が多い感じがしますので、銘柄はしっかりリサーチしある程度銘柄数は絞った方が良いと思います。
また、どちらを買うのかを迷った場合は両銘柄を比較してみる事です。
三菱UFJと三井住友のスペックを比較
三菱UFJ | 三井住友 | |
---|---|---|
時価総額 | 94,196 | 55,840 |
利回り | 4.51 | 5.42 |
配当性向 | 31.6% | 40.7% |
PBR | 0.53 | 0.45 |
PER | 8.8 | 7.6 |
BPS | 1349 | 8825 |
自己資本比率 | 4.6% | 4.7% |
1株益 | 88 | 515 |
売上営業利益率 | 25.3% | 25.3% |
ROE | 6.69 | 5.91 |
売上規模は三菱UFJの方が大きいのですが、業績面は甲乙つけがたい。
また利回りで判断すると三井住友になるかも知れません。
でも、私は三菱UFJを選びました。
その理由は配当性向が三井住友よりも約10%低いからです。
NTTとKDDIのスペックを比較
NTT | KDDI | |
---|---|---|
時価総額 | 139,266 | 98,988 |
利回り | 3.12% | 3.14% |
配当性向 | 34.7% | 43.1% |
PBR | 1.56 | 1.89 |
PER | 11.1 | 13.7 |
BPS | 2,404 | 2,249 |
自己資本比率 | 34.9% | 44.7% |
1株益 | 345 | 313 |
売上営業利益率 | 14.4% | 19.8% |
ROE | 13.98 | 13.82 |
NTTとKDDIの場合は比較的わかりやすいですね。
利回りやROEはイーブンなんですが、その他の指標
配当性向とPERとPERはNTTに軍配が上がります。
配当継続力の源になる配当性向はNTTの方が圧倒的に上です。
結果的にはこの2銘柄ならNTTの方を選びますね。
KDDIの場合は配当性向が43%と高すぎるわけではありませんが、NTTの34%と比べると見劣りします。
配当性向が高すぎる銘柄は減配リスクが付きまといますし、仮に減配となった時は肝心の株価が急落するパターン多しです。
セクターも分散
まあ王道中の王道ですが、分散投資する時は銘柄だけでなくてセクターも分散させていますね。
業種別分類表を景気敏感株とディフェンシブ株に分類して載せておきます。
業種別分類表
景気敏感株 | ディフェンシブ |
---|---|
鉱業 | 水産・農林業 |
建設業 | パルプ・紙 |
繊維製品 | 食料品 |
化学 | 医薬品 |
石油・石炭 | 電力・ガス |
ゴム | 陸運 |
ガラ土石 | 倉庫・運輸 |
鉄鋼 | 通信 |
非鉄金属 | サービス業 |
銀行業 | |
証券・先物 |
同じセクターばかりで固めないように気をつけています。
私の場合は年齢が50代なので守りに入っているのでディフェンシブ銘柄が多めとなっています。
ただ、一般的にディフェンシブ銘柄ばかりだと好景気の時に増配や株価上昇の恩恵を受けづらくなります。
若い方は景気敏感株を積極的に入れていっても良いかなと思いますね。
分散投資する時には、銘柄数が多すぎる事には注意です。
銘柄数が多くなってくると各銘柄に対しての業績チェックが大変になってくるからですね。
たまに100銘柄以上を保有している個人投資家もいますが、それなら高配当株ETFなどでいいじゃないの?と思ってしまいますね。
以上が私の配当銘柄の選び方でした。
→ 配当銘柄一覧
配当銘柄を買うタイミング
あとは、配当銘柄を買うタイミングなんですが、通常時に買う事はほとんどありません。
基本的には権利落ち日や小反落の日、暴落時の安値をコツコツと分割売買で買っていくスタイル。
小反落というと曖昧な表現でわかりにくいですが、ボリンジャーバンドでいうと-2σ(シグマ)あたりでしょうか。
とりあえず一括購入はしないという事です。
単元株が高すぎると感じる方は単元未満株を利用するのがベターですね。